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1.まず始めに
これから文中に出てくる育毛方法や育毛剤についてはすべて自己責任において用いるか、または実行してください。

危険の伴う方法は紹介しませんが、育毛剤やその他の物が体質に合わない方は、肌荒れやかぶれ、抜け毛の増加などの症状が出る事も予想されますのでパッチテストをしてからご使用下さい。クレームは受け付けませんのでよろしくお願いいたします。

最近では女性にも男性型脱毛症が増えている傾向にあるようですので、男性女性の区別なく思い当たる事がある方は参考にしていただければ幸いです。

2.育毛について
今現在、抜け毛を完全に防ぎ短期間で元通りになるような育毛法や発毛剤は残念ながらありません。しかし、これからの展望は明るいと私は考えています。

その根拠は、医学の発達とともに昔は不治の病といわれていた疾病も治るようになり、ガンなども早期発見できれば治癒率がかなり高くなっているようです。そのうち脱毛症の遺伝子治療なども出てくる事でしょう。日本の製薬会社においても「リアップ」(効果は別にして)の成功により相当な利益が見込める事がわかり、発毛剤の研究にも力を入れているようです。

最初に少し悲観的な事を書いてしまいましたが、育毛方法が個人個人に合えば効果が出ている方もおられます。さて、その効果が出た方の状況です。これは個人差があり、満足の仕方にも個人差があります。例えば髪にコシが出て満足する方、抜け毛が減って満足する方、産毛が生えてきて満足する方いろいろです。

育毛をされている方の希望はみなさん同じだと思います、それは『元通りの状態に戻す事』です。ところが男性型脱毛症が進んできて、かなりの部分で地肌が見えてきた場合に現在の育毛では元通りの状態に戻すのはかなり難しいと思われます。そこで、一応の目安として元の状態の70%まで回復すれば、そこが最高回復点と考えて育毛される事をお勧めします。そう考える事で精神的な負担も少しは軽減されると思います。精神的な部分も抜け毛に影響しているかもしれませんので・・・・。

これからの『育毛』は、脱毛の『抑制と発毛』は別々に考える事が主流になってくるかもしれません。その説明は以下の項目に書いてあります。

3.男性型脱毛症について
男性型脱毛症は、そのメカニズムが100%解明された訳ではありませんので将来的にいろいろな説が出てくるでしょうが、現在解明されている点について簡単に説明します。

まず、みなさんご存知のように男性ホルモンが原因であることに疑いの余地はありません。
薄毛の人は男性ホルモンが多いと思われがちですが、男性ホルモンが多いために薄毛が進行するのではなく、遺伝的な要因などによって男性ホルモンに対する感受性、あるいは男性ホルモンを受け取った後の遺伝子プログラムに個人差があるために、男性ホルモンの血中濃度が同じでも男性型脱毛症が起こったり起こらなかったりするのです。

脱毛の過程を簡単に説明しますと、血液により毛母細胞に運ばれたテストステロン(男性ホルモン)が毛乳頭や皮脂腺に存在している5αリダクターゼという酵素と結びつき、より強力な男性ホルモンである「ディヒドロテストステロン(以下DHT)」に変換されます。
このDHTはヒゲや胸毛においては毛を成長させる働きをしますが、男性型脱毛症の人の頭部においては蛋白質(毛髪の主成分は蛋白質)の合成を阻害して薄毛が進行していく。という過程をたどります。

また最近の研究で、脱毛は多くの遺伝子や蛋白質が『複雑』に絡み合って発生するため、一つの因子を抑えただけでは脱毛は止まらない事が分かってきました。
各段階で効果的に遺伝子やたんぱく質などの働きを抑えることが必要だという事になります、それには脱毛のメカニズムを更に詳しく調べて「標的」となる物質を多数見つけて、その働きを抑制することができれば脱毛を止める事が可能になるでしょう。
また、髪を成長させるには『成長因子』が必要な事も分かっていますので『脱毛因子の抑制』と『成長因子の導入』この二つが発毛には大事になってきます。

4.育毛剤について
育毛剤は数種類に分類する事ができます。

この他にもたくさんの成分がありますが例として書きました。また一つの成分がいろんな働きをする場合があるので重複している場合もあります。
この中から自分に合った物を探せば良い訳ですが、これがなかなか難しいですね。


最近の育毛剤は上に書いた成分が「これでもか!」と言わんばかりに重複して入っている事がほとんどですし種類も多いので、なお更自分にあった物を探すのは難しくなっています。
でも言い換えればどれを使ってもあまり変わらないとも言えます。副作用が無く誰にでも効き、しかも安い(ちょっと贅沢な希望ですが)育毛剤が早く出てきてほしいものです。

そこで育毛剤を使用するヒントとして、「重ね塗り」があります。
以前使っていた育毛剤の中で、なんとなく良かったかな?と思われる物2種類を重ね塗りする。
もう一つは、最新の育毛剤で5番の分類に入る物と過去に使用していた物で感じの良かった物との重ね塗りです。
理由として、育毛のキーポイントに以下の2点があげられます

  • 1.5αリダクターゼとテストステロンが結びつくのを防ぐ
  • 2.成長因子を毛胞に導入する
この2点を実行する事が最近の育毛においてもっとも効果が出るであろうといわれているためです。

ここでちょっとおかしいではないかと、思われる方もおられるでしょう、Bの条件は6番のタイプの育毛剤を使うことによりクリアできますが、Aの条件については「5番のタイプの育毛剤でないとクリアできないではなか!」と思われた方。

いいえ間違いではないのです。それは先程も申しましたが、最近の育毛剤にはいろんな成分が「てんこもり」でほとんどの商品に弱いながらも抗男性ホルモンの成分が含まれています。
例として「ヒノキチオール・グリチルリチン酸塩」などがそうです。ヒノキチオールなどは細胞の代謝を活性化させる働きとともに、抗男性ホルモンの作用があります。このように一つの成分がいくつかの働きをすることが分かってきました。

4番に書いてある「エチニルエストラジオール」とは女性ホルモンです。
この成分は抗男性ホルモン効果があるのですが、量が多いと副作用が強く、少ないと効果が無いというもので最近はこの成分を使う育毛剤は少なくなってきました。この他にも抗男性ホルモン剤はあるのですが、医薬品であり使用方法を間違えると重大な副作用も起こしかねませんのでここでの紹介は控えます。

それと何よりも必要なのが「成長因子を導入する」ということです。
これから出てくる育毛剤で話題になるのは、おそらくこの成分(未知の成分が出てくるでしょう)が入っているはずです。ミノキシジルは天頂部には効果がみとめられるが、前からの脱毛にはあまり効かないなどの特徴がありますので、自分の状態と相談しながら使ってみてはいかがでしょうか。
ただミノキシジルは効果が現れる前兆として初期脱毛がある場合がありますので、育毛剤が合わないのか、初期脱毛なのか見極める必要があります。
ちなみに成長因子とは細胞分裂を活発にさせる働きのある成分のことを示します。

最後に基本的な注意点を一つ。最初に申しましたように抜け毛を完全に防ぎ元通りになるような育毛法や発毛剤はありません、にもかかわらず抜け毛が気になり育毛剤を購入して最初の何日かはつけてみたが『効いているのかいないのかわからない』その後は思い出した時だけつけているという方が多いようです。
効能書どおりに使用しても、なかなか効かないのですからこれでは使っていないのと同じです。これでは伸びかけているかもしれない髪の毛の芽を摘んでいるようなものですので、ヘアサイクルの休止期が終わる最低3ヶ月、できれば6ヶ月は用法、用量を守り使い続けることが大切です。

ここで再度注意をしておきます。新しい育毛剤が肌に合わなかったり、ケアの過度により頭皮や髪を傷めてしまったりと、希望とは逆になってしまうことも予想されますので、最初にも申しましたが育毛剤などはパッチテストしてから使用してください。

5.育毛剤の効果を高めるために

髪も身の内とでも申しましょうか、体に良い事は髪にも良いという事で、普段の生活においても睡眠不足・深酒は避ける、タバコも血行が悪くなるので出来れば止める、ストレスを貯めない、バランスの良い食事をするように心がける、無理ならサプリメントで補っても良いでしょう。

マッサージ

育毛にマッサージは必要ないと言われる方もいますが、やって損は無いと思います。マッサージは育毛剤の効果を高めるのに手軽に行える方法です。その効能は血行促進・リラクゼーション・頭皮を柔軟にする、などです。方法として

1.頭皮を揉む
2.頭皮をつまむ
3.首、肩のこりをとる

こんなことをコツコツと続けましょう。
6.皮脂について
一時、抜け毛の最大の原因は「皮脂」であると盛んに言われました。しかし「皮脂」は薄毛の原因にはなりえるが「皮脂」そのものが男性型脱毛症の原因ではありません。

確かに毛穴に詰まった皮脂をマイクロスコープで見ると「これでは新しい毛が出てくるスペースが無いし、育毛剤をつけても毛根までは届かないだろう」と思えます。
しかし脂性の人がすべて薄毛かというと、そうではありません。

皮脂が多量に分泌して毛穴がつまり、そこに細菌が繁殖して炎症を起こし脱毛につながる「脂漏性脱毛」がありますが『脂漏性脱毛=男性型脱毛』ではありません。確かに男性型脱毛の方に脂性の方が多いという傾向はありますが、すべての方ではありません。

脂ぎっている

男性ホルモンが多い

男性型脱毛症

このような考えが一般的に広まり定着してしまったのだと思います。

では『毛穴の脂取り』をしても意味が無いのかというと、全く意味が無いとは言えません。頭皮を清潔に保つことは大事な事だと考えますし新しい毛が出てくるスペースを作ってやるという意味では有効な手段だといえます。

また育毛剤の浸透については、内容成分にサリチル酸やレゾルシンなどの角質溶解剤が入っていて、その成分により皮脂を溶かして育毛剤が毛根に届くようにしてありますので、毛穴に皮脂が詰まって育毛剤が全然浸透しないという事はありません。ただし詰まっているよりも、きれいな状態のほうが浸透の度合いは高いでしょうね。

7.マイクロスコープについて
マイクロスコープで頭皮を見て、それだけで脱毛のすべての原因は判断できません。

しかし、頭皮の状態が脂性なのか乾燥症なのか、または炎症を起こしているのか、という判断はできますので育毛をしていく上で、自分の頭皮状態を客観的に判断する一番分かりやすい方法だといえます。

8.パッチテスト
パッチテストは薬剤や育毛剤の成分にかぶれる体質であるかどうかを調べるテストです。過去に使用していて異常がなくても、体質の変化によりかぶれる場合もありますので、以前使用していたものを使う場合でもテストする事をお勧めします。

方法

使用する育毛剤などを腕の内側の皮膚の薄い場所に10円硬貨大に塗り、自然に乾燥させます。そのままできるだけ触れずに48時間放置します。
放置後または放置中に発疹、発赤、かゆみ、水泡、刺激などがあればすぐに荒い流してください。このような症状が出た育毛剤や薬剤は使用しないでください 。

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