沖縄の海と髪の健康を考えるヘアサロン。USJや育毛情報も。

 カヌー

 

一口にカヌーといってもそのスタイルには色々ありまして、大きく分けると川をフィールドにするもの、海をフィールドにするものに分けられます。

私が趣味にしているのは『川下り』です。それも「のんびりだらだら」と川を下るスタイルです。こんな事を言うと川をなめるなとお怒りの人がいるかもしれませんが、流れの緩やかな所ではビールなど飲みながら川下りを楽しむのです。

 

ファルトボート

 

 

私が持っているカヌーは、『ファルトボート』と呼ばれる折りたたみ式のカヌーです。折りたたんで収納袋に入れると、高さ120cm・重さ20㎏ぐらいの大きさになり、背負って持ち運ぶ事ができます。 アウトドアブームがおきる前に購入したものでして、かなりの年期が入っております。

このファルトボートの長所は。
1.折り畳めるので広い置き場所がいらない
2.ツーリングの移動に電車、バスが利用できる
反対に短所は
1.船体が繊維なので衝撃に弱い
2.組み立て、収納が面倒
などがあります。

 

さて、その構造です。
知らない方に説明する時に「構造はテントに似ている」と言います。船体布という袋状の物の中に骨組みを入れて真中でジョイントさせていきます。
組み立て方はカヌーメーカーによって色々あります。私が説明した他には、骨組みに船体布をかぶせていくタイプなどもあり、骨組みも木製、アルミなどがあります。

 

 

カヌーを組み立てる工程は



 

骨組みになるパーツと一番上に写っているの
が船体布です。








 

このような骨組みを船体布の前後に押し込んで
真中でジョイントさせます





 

 ジョイントさせるとこうなります

 


 


ファルトボートを知らない方によく言われる事があります。

「一人で川を下ったらどうやって帰ってくる?」と。

私がよく行く木津川を例にとると、川沿いに鉄道が走っているので出発地点かゴール地点に車を置いて、あとの移動は鉄道を利用します。

川によってはタクシーやバスを利用する手もあります。仲間と行く時には出発地点に車を置いて、ゴールすると仲間の一人が車をとりに行き、残りが収納をします。


以前、長良川で4人でのツーリングをしたのですが、その時は車1台で出かけ、出発地点に車を置くことになりました。ということは、誰かが車をとりにいく必要があります。

その面白くない役割はジャンケンで決めることになり、結果。。。 私がジャンケンで負けてしまい、車をとりに行くようになったのです。

ツーリングをするときには、あらかじめ出発地点と、ゴール地点は決めておきます。このときのように車1台のときのゴール地点は、交通の便のよいところにするほうが、余計な時間を使わずに、ツーリングそものもを楽しむセオリー。

ところが! 予定していたゴール地点の手前で仲間の一人が『沈(沈没)』したためにゴール地点が変更になり、暑い中をトボトボ歩いて車をとりに行きました。
その変更した場所は道路から1kmほど離れていたため道路に出るのに道を探し、道路に出ると、車が渋滞していてタクシーを拾う事が出来ませんでした。そのため商店を探してタクシーを呼んでもらったのですが、渋滞のためタクシーが来るまでずい分時間がかかり 、やきもきしました。

でも『苦あれば楽あり 』で、その時のタクシーの運転手さんがとても親切な人でして、私が、長良川のきれいな事、大阪から川くだりにきていて、車を拾いに向かっている事などを話していると、ゴール地点までの裏道を教えてくれて、その上、帰路はゴール地点の近くまで先導してくれました。 疲れた体で、渋滞の中を運転するのは嫌だなぁ~ と考えていましたので、この心遣いはありがたいものでした。なにせ、最後の分岐の交差点で信号待ちになったとき、先導していた運転手さんが、わざわざ車から降りてきて、その先の案内までしてくれたのです。

こんなふれあいがあるのもカヌーの楽しみの一つです。